腹も身の内

――腸の健康が体づくりを左右する

こんにちは。

便秘が続くと肌荒れや吹き出物が増える…。

この経験がある方は多いのではないでしょうか?

昔から「腹も身の内」「腹八分目に医者いらず」と言われますが、現代風に言うなら

“腸の調子は見た目にもパフォーマンスにも直結する” ということ。

ただし便秘は「食べる量が多い・少ない」とは必ずしも関係がありません。

小食でも便秘になる人もいれば、たくさん食べても快便の人もいます。

特に慢性的な便秘は、腸の働き・自律神経の乱れ・ストレスなど複数の要因が絡み合っており、注意が必要です。

 

◆腸内細菌は“善玉 vs 悪玉”だけじゃない

「悪玉菌が増えると便秘になる」「乳酸菌を摂れば治る」

そんな話をよく耳にしますが、実は少し誤解があります。

腸内には善玉菌・悪玉菌だけでなく、

“日和見菌”と呼ばれる菌が圧倒的に多く存在します。

この日和見菌は、

👉 周囲の状況次第で善玉にも悪玉にも味方する

という非常に特徴的な性質があります。

つまり、サプリや乳酸菌で便秘が改善する人がいるのは

少しの善玉菌でも “日和見菌を味方につけられた” 場合に限られるということ。

腸内環境は人それぞれ。

だからこそ 万人に効く魔法の乳酸菌は存在しないと言われているのです。

 

◆腸が作り出す“代謝物”が免疫と美容に関わっている

腸内細菌の研究が進む中で、特に注目されているのが

「酪酸」と「ニコチン酸(ビタミンB3)」 という物質。

これらは腸の細菌によって生み出され、大腸から吸収されると

免疫のバランスを整える受容体(GPR109A)を刺激 します。

その結果、

✔ 大腸の炎症を防ぐ

✔ 免疫の過剰反応を抑える

✔ 腸だけでなく全身の健康維持にも寄与

さらに最近では

「腸の健康 → 脳の健康」につながる(腸‐脳相関) ことも明らかになっており、

認知機能の低下・神経疾患の予防に関連する研究も進んでいます。

つまり、腸内環境は

お通じだけでなく、美容・メンタル・老化予防にも関係している のです。

 

◆では、腸内環境を整えるために何をすれば良い?

腸内菌叢(腸内環境)を整える最も効果的な方法は、

難しいことではありません。

🔹ポイントは「線維性食品(食物繊維)」を“自分に合った形で”摂ること

もちろん、苦手な食材を無理して食べる必要はありません。

ストレスになれば逆効果です。

大切なのは、

“自分の腸が快調になる食物繊維を見つけること”。

例えば——

・ごぼうが合う人

・海藻が合う人

・果物が合う人

・オートミールが合う人

・大豆類が合う人

・こんにゃく、きのこが合う人

みんな違います。

腸が整うと——

● 肌の調子が良い

● 疲れにくい

● 睡眠の質が上がる

● トレーニングのパフォーマンスが安定する

こういった好循環が起こりやすくなります。

つまり

腸のケアは美容にも、ダイエットにも、体づくりにも直結する ということです。

 

◆まとめ

・「腸」は全身の健康を左右する

・乳酸菌は合う合わないがある。大事なのは腸内環境全体のバランス

・自分に合った“食物繊維の形”を知ることが腸ケアの核心

・腸が整う=美容・体調・運動のパフォーマンス向上につながる

BLUE WAYでは、

“腸のコンディション × 運動”で体づくりをサポートしていきます。

腸と身体はつながっています。

食事・生活・運動のバランスで、無理なく、健康的な体を目指していきましょう。

 

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