2025/05/26
〜 糖化の仕組みと“適正な糖質との付き合い方”〜
年齢を重ねるにつれ気になってくる、肌のたるみやくすみ。
その原因のひとつに「糖化(とうか)」という現象があります。
アンチエイジングの一環として“糖質制限”に取り組む方も増えていますが、果たしてそれは本当に効果的なのでしょうか?
ここでは、糖化の仕組みとともに、糖質制限のリスク、そして「健康的に老化を遅らせるための糖質の摂り方」について解説します!
糖化とは?——老化の見えない火種
糖化とは、体内で余分な糖質とタンパク質が結びついて「AGEs(終末糖化産物)」という老化物質を作り出す反応です。
このAGEsが蓄積すると、
• 肌のハリや弾力の低下
• くすみやシミの原因
• 血管や内臓の老化
など、全身の老化を進める要因となります。
特に、血糖値が急上昇する食品(高GI食品)を多く摂る食生活は、糖化を進行させやすいとされています。
糖質制限の落とし穴
糖質を抑えることで血糖値の急上昇を防ぎ、糖化を抑えるという考え方自体は正しい側面もあります。
しかし、極端な糖質制限はかえって身体に悪影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。
代表的なリスク:
• 代謝の低下
→ エネルギー不足で基礎代謝が落ちやすくなる
• 集中力・活力の低下
→ 脳の主なエネルギー源であるブドウ糖が不足
• 筋肉量の減少
→ 筋肉が分解され、見た目の老化も進みやすくなる
• 便秘や肌荒れ
→ 食物繊維が不足しやすく、腸内環境の悪化に
糖質を制限しすぎることは、「老けにくい体を作る」つもりが逆効果になるリスクもあるのです。
アンチエイジングに必要なのは“賢い糖質との付き合い方”
老化を防ぐカギは、「糖質を完全に断つ」のではなく、正しく選び・適量を摂ること。
以下のような工夫を取り入れてみましょう。
• 低GI食品を中心にする
→ 玄米、全粒粉パン、豆類、野菜などは血糖値の上昇が緩やかです
• 食べる順番を意識する
→ 野菜→たんぱく質→糖質の順で食べると、血糖値が上がりにくくなります
• 甘いお菓子や精製された糖質を控える
→ 白砂糖や清涼飲料水、菓子パンなどはAGEsの生成に直結
• 適度な運動を取り入れる
→ 摂った糖質をエネルギーとして使うことで、糖化のリスクを下げられます
• 間食は“血糖値に優しい”ものを選ぶ
→ ナッツ、無糖ヨーグルト、ゆで卵などが◎
糖質は「悪」ではなく、私たちの身体にとって欠かせない栄養素です。
“制限”ではなく“選択”を意識して、無理なくアンチエイジングに取り組んでいきましょう。
まずは身体を整える第一歩を
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皆さまのご来館を心よりお待ちしております!